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高卒で飛騨に就職するメリットとデメリット
はじめに
今回は本音インタビューでみなさんから聞いた質問内容の一つである、「飛騨に就職するメリットとデメリット」の回答についてまとめてみました!
高卒で飛騨に就職するメリット
実家暮らしができる・家に家族がいる
家に家族がいる安心は大きいですよね!
特に都会から地元へ帰ってきた人は、自分が何もしなくてもなんでも出てくることの幸せを感じるという声をかなり聞きます。
例えば一人暮らしの朝のお弁当作りに関しては、平均21分かかる結果も出ています。
出典:CanCam『毎日のお弁当、朝何時に起きて、何分で作ってる?いくらかかる?』
ただでさえ時間のない朝なのに、髪型をセットして女の子はメイクをして、朝ごはんをつくって弁当もつくって…と、この作業を自分なりのルーティーンにするまでとても大変だと思います。
改めて親の偉大さを感じますね。
悩みのタネが少ない・住み慣れた土地だから安心感がある
高校を卒業してすぐ都会へ就職となると、一人暮らしはもちろん、職場の環境や仕事内容など様々な問題や不安が全く知らない土地で出てくると思います。
その不安に比べると地元就職は、自分の住み慣れた町であり、近所にも知り合いが多いことからある程度の不安は避けられます。
また、親の近くにいることで、何かあった時もすぐ対応できるなど親を心配する声もありました。
「都会には憧れているけど、将来を長く考えるなら空気が綺麗で人も暖かい地元でこの先も住んでいきたい」そんな意見の地元就職者が多かったです。
実家暮らしだとお金が貯まりやすい
当然ですが一人暮らしになると家賃や生活費、交通費、交際費など全てのお金の管理を自分1人でしなくてはいけないのでその中で貯金額を計算すると最初はかなり難しいと思います。
扶養する家族がいない10代、20代だからこそ、実家暮らしをしてしっかり貯めることは賢明な選択だと思います。
地元の人が優しい
地元のいいところは?と聞くと必ずこの回答が入ってくる気がします。
どうして地元の人は優しいと感じられるのでしょうか、都会の人でも優しい人はたくさんいますが…(笑)
身内や親戚の知り合いだったり、知り合いの知り合いだったり、など割と近い存在と感じられる人が多いことや田舎特有の世話好きな人が多いからなのかもしれませんね。
上司、先輩後輩と地元トークで盛り上がれる
地元ならではですね。
共通の話題があるだけで、初めましての人でも親近感が湧きます。
コミュニケーションを取る上でこの話題は重宝しますよね。
自分で収入を得て、自分のために使えるところ
アルバイトでお金を稼いでいた高校生の時よりも責任感や悩むことも多くなってきますが、その分収入は増え、使い道も自由になっていくのが社会人の魅力です。
特に高卒は若さという最大のメリットがあり、行動力も体力もあるので様々な経験ができると思います。
高卒で飛騨に就職するデメリット
違う世界を見ていないとこ
飛騨では知ることのできない経験が都会にはあります。
実際に進学をしてから地元に戻った子も、流行がすぐ感じられるなど刺激は都会の方がたくさんあると言っていました。
また、地元だと親との距離が近い分甘えてしまう部分も多いですが、都会では強制的に自立しなくてはいけないので、成長は目に見える形でやってくると思います。
遊ぶところがない・交通の便があまりよくない
飛騨で10代20代が遊べるところというと皆さんはどこが思いつきますか?
思いつく場所さえ遠かったりする子もいると思います。
またどこへ行くにしても車やバス、電車を使うので交通費がまず最初にかかりますよね。
自分が行きたいと思ったその日に行けるような場所へ住みたいと一回は皆さん思うのではないでしょうか。
友達が少なくなる
最初のうちはどうしても都会への進学や就職に流れてしまうことが多く高校の時のようには簡単に会えなくなってくると思います。
特に地元就職者は大学や専門学校と比べると同世代の新しい友人ができにくく寂しいと感じる子もいました。
そういった面では、地元就職のデメリットと言えるでしょう。
夢がある子は可能性が少なくなる
自分の夢が都会でしか叶えられない人は、飛騨で就職するという選択は厳しいかもしれません。
都会と飛騨では人口や企業数にかなり差があるので、より多くの人と関わっていきたいと思うと都会での仕事を目指すことが自分の成長に繋がると思います。
2016年の企業数
岐阜県:76,053(高山市:4,935 飛騨市:1,138 下呂市:1,782 白川村:181)
東京都:441,538 愛知県:220,388 大阪府:287,004
出典『RESAS』
親と距離が近いため心配をかけられないこと
インタビューしていた時によく聞いたのは実家暮らしだからこそ、家族のルールに従わないといけないというところでした。
夜遅くまで遊びに行ったり、家に人を入れたりするのがなかなか難しいと感じる人も少なくないようです。
また、地元で一人暮らしを希望しても「地元だから実家でいいじゃないか」と親に言われるなどなにかと悩むこともあるそうです。
考え方、価値観などがあまり変わらない
「違う世界を見ていない」に似ていますね。
都会では出会う人や物が多い分、考え方や価値観が変わっていくのが当然ですが、地元は高校時代と生活の基盤がほとんど変わらないためさほど変化はないと思います。
それが良いのか悪いのかは分かりませんが、地元であれ都会であれ、経験を増やしていくのは大切なことだと思います。
まとめ
どうでしたでしょうか?
目指すところは一人一人違うので「将来自分が居たいと思う場所」を考えるのはとても大切なことだと思います。
都会で一生を過ごすのか?
一回も外へ出ずに飛騨で過ごすのか?
都会・飛騨のどんなところに惹かれるのか?
本当にしたい仕事、行きたい学校はどこなのか?
親から離れて自分1人で生活していけるのか?
などなど考えるべきところはあると思いますが、時間がある今の時期だからこそどんどん悩んでたくさんの道を発見していってほしいです。